こんにちは。うい(@uiuiuipot108081)です!
今や「不妊症」は決して珍しいものではありません。
ある調査では、子どもが1人以上いる家庭で不妊の心配をしたことがあると回答した割合は 5割弱 にものぼると報告されています。
私が本格的な不妊治療に踏み切ったのは1年以上前になります。
初めての不妊治療はわからないことだらけで、医師に任せきりで進めていました。しかし突き詰めれば、妊活は「自分のカラダと向き合うこと」のはず。
ひとつひとつ理解しながら、一歩ずつ進んでいきたい。
一念発起し、それからというもの治療や検査項目などを丹念に調べながら、治療と向き合うようになりました。
これはそんな私が得た知識や、治療歴の総まとめです。
本記事にはPRが含まれます。あらかじめご了承ください。
あなたの不妊治療はどこから?
一説では、タイミング法における1周期ごとの妊娠率はおおむね「3~5%」といわれています。
タイミング法はもっとも妊娠の可能性が高いと思われる排卵日を予測し、その日に性交渉をもつ方法のこと。不妊治療においてもファーストステップとして広く用いられる。別名、タイミング療法。
期間でいえばおおむね半年~1年以内で妊娠しない場合、ステップアップを検討するのが一般的です。
妊活のステップアップをするなら、選択肢は2つです。
あなたにぴったりな選択、一緒に見つけていきましょう。
「産婦人科」から
まずは、自分の身体を総合的に診断できる「産婦人科」にかかるのがベター。
ここでは東京23区内「品川区」に絞り、評判のいいクリニックを厳選して紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
品川区の産婦人科一覧はこちら
【品川区の産婦人科探し決定版】口コミも含めた分析・比較。不妊治療にも
婦人科と産婦人科の違いは「産科」の有無にあります。不妊治療に関していえば分娩施設は要りませんので、産科の有無を気にする必要はありません。
「不妊専門クリニック」から
深刻な不妊因子が予想される場合や、専門院で集中治療していきたいと考える場合は初期から「不妊専門クリニック」へ相談するのも、ひとつの方法です。
不妊には実にさまざまな症状が存在します。踏み込んだ精密検査を要する場合、産婦人科では心許ない部分もあります。
まずは産婦人科に相談し、経過を診て転院するのももちろんアリ。
ここでは私がしばらくお世話になった専門院「はなおかIVFクリニック品川」について紹介します。
私の通った不妊専門院の記事はこちら
【はなおかIVFクリニック品川】大崎の不妊外来の初診の流れと治療の方針
不妊治療の検査一覧
不妊治療においては「不妊因子」を明確にし、ダイレクトに治療する方法が一般的です。
不妊症の原因となる要素。不妊ファクター。
そこでここでは不妊専門クリニックでおこなう検査を中心に、私が実際に受けた「不妊検査」を並べてみました。
私の体験談にも注目です。
「血液検査」
” 血液 “は我々が考える以上に多くの情報を握っています。治療を効率よく進めるためにも、クリニックでは採血の機会が多くあります。
ここでは、以下4つの時期に応じた採血でわかる「12種23項目」の内容を徹底分析。
- 治療初期
- 排卵前
- 月経中
- 高温期
各検査の目的から、割り出される不妊因子および治療方法について考えていきます。
不妊治療の血液検査について知りたいなら
不妊治療の血液検査で調べる項目と、結果でわかること・治療総まとめ
「排卵日予測検査」
不妊治療のどの段階でも共通する重要なポイント、「排卵」。
そこで実験的に、クリニックのタイミング療法と並行して「排卵検査薬」を使用してみました。
私自身初めての排卵検査薬です。判定のしくみから使い方までおさらいしていますので、治療のプラスアルファとしてぜひご検討ください。
排卵誘発剤と排卵検査薬の併用について
不妊治療のタイミング療法に排卵検査薬を併用して精度を高める施策
「子宮卵管造影検査」
不妊の致命的な原因のひとつ、「卵管の通過性の異常」。
これがあると卵子が正常に通過できず、受精がしにくいなどの弊害が生まれます。
インターネット上で「痛すぎて続行不可能」「怖くて受けられない」…といった口コミが出回るなか、意を決して検査に臨んだ私。
その実態は、以下をご覧ください。
「子宮卵管造影検査」を詳しく知りたいなら
痛い?怖い?不妊治療で避けては通れない「子宮卵管造影検査」の真実
「フーナーテスト」
不妊症の落とし穴と揶揄されるのは、ずばり「子宮と精子の相性」です。
子宮によっては精子を” 異物 “と判断し、体外へ排出する作用を起こすことがあります。これを「抗精子抗体」といい、元気な精子もすぐに死滅してしまいます。
この検査結果で陽性の場合は、一気に「体外受精」へステップアップを検討する必要が出てきます。不妊治療の初期に実施すべき重要な検査です。
「フーナーテスト」を詳しく知りたいなら
その不妊、相性が原因かも…?治療初期に受けたい「フーナーテスト」とは
「子宮内エンドトキシン検査」
最近になり注目を集める不妊検査のひとつに「子宮内エンドトキシン検査」があります。
これは本来なら無菌であるはずの子宮内にとある菌が侵入し、毒素を残留させていないか調べる検査です。
この毒素=エンドトキシンが一定量以上存在する場合、7~8割の女性が妊娠しないともいわれています。
「エンドトキシン検査」を詳しく知りたいなら
子宮内の毒素が妊娠を妨げる?「エンドトキシン検査」でわかること
不妊治療のステップアップ
タイミング療法を複数回試行しても妊娠できない場合、ステップアップが視野に入ります。
① | タイミング療法 |
---|---|
② | 人工授精(AIH) |
③ | 体外受精(IVF)・顕微授精(ICSI) |
ステップ2「人工授精(AIH)」
ステップ1を「タイミング療法」とすると、次にトライすべきはステップ2「人工授精(AIH)」です。
とはいえ、初めての人にとって「人工授精」という言葉は何だか仰々しく、腰が引けてしまうのも無理はありません。私もそのひとりでした。
これは、そんな私が人工授精について学びながら奮闘する物語です。
初めての「人工授精」体験記はこちら
初めての人工授精(AIH)体験記。私のリアルな費用と流れを全公開
ステップ3「体外受精(IVF)」「顕微授精(ICSI)」
現代医療の最先端、最終ステップにあたるのが「体外受精(IVF)」および「顕微授精(ICSI)」です。
IVFとICSIの違いは受精方法にあります。
スマホでスクロールできます
体外受精(IVF) | 卵子に精子をふりかける |
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顕微授精(ICSI) | 顕微鏡下で精子を卵子へ直接注入する |
以下では「採卵周期」と「移植周期」に分け、準備段階から追っていきます。「体外受精が何たるか」について学びながら読める体験記です。
ぜひご一読ください。
初めての「採卵」体験記
【採卵周期・前編】初めての体外受精に臨む私が、私へ贈るエッセイ
初めての「移植」体験記
【移植周期】顕微授精(ICSI)後の胚移植。結果で学んだ大事なこと
妊活お役立ちコラム
初めての不妊治療は、常にさまざまな疑問と隣り合わせです。
もし疑問が浮かんだとしたら、そのままにせず解決の糸口を探りましょう。長い目でみれば、それが妊娠に繋がる可能性もゼロではないのです。
不妊症に効く漢方薬って?
私が不妊外来に通い始めてすぐ、医師から処方された漢方薬「柴苓湯」。
医学的に確かな効果が認められている不妊症のための薬です。根拠について、研究結果をもとに解説を進めていきます。
服用に際し、注意すべき副作用についてもまとめました。
不妊症改善に効果のある漢方薬とは
不妊治療に適した漢方「柴苓湯(サイレイトウ)」の効果・効能とは
不妊症にはビタミンDが重要?
不妊症の改善に効果のある栄養素「ビタミンD」。
葉酸の影に隠れてあまり知られていませんが、実は研究で確かな効果が立証されているすばらしいサプリメントです。
ここでは妊娠を目指す女性の摂取目安量から、いくつかの摂取方法まで紹介します。
卵巣機能改善に効果のあるサプリメントとは
不妊症に効く栄養素「ビタミンD」は葉酸サプリだけでは足りない?
不妊用語の「ニセ」って何?
不妊治療では、さまざまな専門用語が飛び交います。その最たる例が、「ニセ」から始まる諸々の不妊症の名称です。
私が医師より説明を受けた「ニセ卵」「ニセ高温期」。当時は、意味がまったくわかりませんでした。
私が調べ上げた、不妊専門用語「ニセ」について詳しく解説します。
不妊症の「ニセ」って何?
ニセ卵にニセ高温期…不妊用語の「ニセ」って何?なぜ起こるの?
着床を呼ぶ「ジンクス」?
体外受精の総仕上げ、胚移植。
着床から妊娠へと繋げる重要な周期に、とある「ジンクス」を実践する女性が後を絶たないといいます。
ここではなかでも特に有名な5つのジンクスに絞り、由来や信憑性を深く掘り下げてみました。
胚移植前後に効果的なジンクス5選
妊活戦士へ贈る胚移植前後のジンクス5選。由来と信憑性はいかに!?
不妊治療のサポート制度
不妊治療をするうえで夫婦を悩ます問題のうち、特に深刻なのは お金 。
保険適用外となる治療も多く、治療期間に比例して費用はどんどん膨らんでいきます。
こう考える患者に向け、おすすめなサポート制度のご紹介です。
東京都の助成金制度
医療費助成制度。行政が実施する、公的な医療費サポートシステムです。
ここでは東京都が実施する以下2つの助成事業について、誰にでもわかりやすく解説しています。
治療ステップに応じて利用できる制度が異なりますので、詳しくは記事をご覧ください。
おわりに
不妊治療は、出口の見えない戦いです。
ひとつずつ理解を深めながら、あなたと並んで歩んでいければと思っています。治療の経過に応じてアップデートしていきますので、また覗いてもらえるとうれしいです。
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