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実録!「東京都特定不妊治療費助成金」を実際に申請してみた流れ

こんにちは。うい(@uiuiuipot108081)です!

不妊治療の最終ステップ「体外受精顕微けんび授精)」。

ステップ3「体外受精・顕微授精」

採卵手術や体外での受精操作など、難しい技術を必要とする最先端の不妊治療です。そのぶん、費用もかかります

ウワーン!お金がいくらあっても足りないよぉーーッ!!

そんな妊活戦士たちを助けるべく、「助成金」制度は誕生しました。

東京都では「特定不妊治療費助成事業」と題し、体外受精(顕微授精)のステップにあたる治療費の一部を助成してくれます。東京都民なら利用しない手はありません!

そこで本記事では、私自身が当助成金について学びながら申請を進めていきます。

体外受精を控えている人、治療のすえ晴れて妊娠した人も含め、ぜひ参考にしてください!

こんな人におすすめ

  • 不妊治療中の東京都民
  • 体外受精(顕微授精)を控えている
  • 体外受精(顕微授精)をおこなった
  • 助成金の必要書類・申請手順を知りたい

「東京都特定不妊治療費助成金」について

申請へ入る前にまず制度を利用できるかどうか、というところから確認する必要があります。

東京都特定不妊治療費助成金」は対象となる治療範囲が複雑ですし、対象者の要件も細かく決められています。まずは” 制度を知る “ことがとても大切です。

ここでは難解な制度の概要を、初めての人でもわかりやすく解説していきます。

私と一緒にひとつずつ見ていこう!

制度の概要

まずは制度のかなめ

治療内容いくら助成額何回助成回数 まで

…助成してもらえるのか、について見ていきます。

対象となる治療

助成の対象となる治療は、ずばりこの2つです。

体外受精・顕微授精

不妊治療の最終ステップ。つまり高額な医療費がかかる不妊治療を「特定不妊治療」と定義し、それに限定した助成事業をおこなっているわけです。

人工授精までの治療は「一般不妊治療」にあたり、助成事業の枠組みも異なるから気を付けてね!

「一般不妊治療」助成事業の解説はこちら
一般不妊治療でもOK!東京都不妊検査等医療費助成金の具体的な申請手順

助成額

ここからが少し難しくなります。

東京都特定不妊治療費助成事業では、治療ステージごとに助成上限額が異なります。まずは以下をご覧ください。

治療ステージ 助成額
2回目以降 初回のみ
20万円 30万円
25万円 30万円
C・F 7.5万円
D・E 15万円 30万円

引用:東京都福祉保健局

治療ステージ」というのは、1回(1クール)の治療の内容・経過に応じて決定されます。

わかりやすく解説するね!
「治療ステージ」の考え方

この制度では、採卵に向けた投薬開始~受精卵移植(妊娠判定)までの一連を通して「1回の治療」と数えます。

ただし何らかの理由で移植または採卵ができなかった場合は、その時点までで「1回」です。

スマホでスクロールできます

新鮮胚移植を実施
凍結胚移植を実施
過去に凍結した胚で移植を実施
良好な受精卵はできたが移植できず終了
採卵はできたが良好な受精卵を得られず終了
採卵手術をしたが卵を得られず終了
採卵手術できず終了
採卵準備期間中に体調不良等で終了

引用:東京都福祉保健局

注意
F以上の治療ステージに限り助成金申請の対象となります。採卵手術ができなかった周期は対象となりません

採卵手術の費用が高額となるから、採卵に至らなかったケースは対象外と覚えよう!

例えば採卵して卵を得られ、受精確認はできたものの凍結基準に至らず中止した場合は「」となります。

今回の私のケースでは「」に該当するため、初回30万円が助成額の上限です。

助成回数

助成回数の上限は、初めてこの助成を受けた治療開始時の妻の年齢を基準に定められます。

妻の年齢が39歳まで 通算6回
妻の年齢が40歳以上43歳未満 通算3回

引用:東京都福祉保健局

注意したいのは、初回の助成認定時の年齢で固定される点です。

例えば39歳の妻が初めて当助成金を申請し、認定を受けたなら助成回数の上限は「6回」で確定します。40歳を過ぎても回数は変わりません。

ほかの自治体(道府県)で助成を受けた回数もカウントするよ!

対象者(要件)

東京都特定不妊治療費助成金の対象者(要件)は以下のとおりです。

  • 申請日時点で東京都内に住所があること
  • 指定医療機関で特定不妊治療を受けたこと
  • 夫婦の合算所得制限額を満たしていること
注意
夫婦いずれかが都外在住の場合、所得の多い方の住所地が申請先となります。

このなかで特に注意すべきは「所得制限額」です。2019年4月から制限枠が大幅に緩和されましたが、満たしていない場合は申請が受理されないためご注意ください。

所得制限額

治療開始日 合算の所得額
~2019年3月31日 730万円未満
2019年4月1日~ 905万円未満

所得額」についてはこちらも参考にしてね!

申請期限

東京都特定不妊治療費助成金の申請期限は、「1回の治療の終了日」を基準に考えます。

1回の特定不妊治療終了日の属する年度末(3月31日)まで

妊娠判定(陽陰性問わず)または治療が終了すると、その時点で治療ステージが確定します。

その終了日が3月31日中なら当年度扱いとなり、4月1日以降であれば翌年3月31日までに申請すればOKです。

ただし1~3月中の治療にかかる申請では、一部特例が適用されるよ!

1~3月中に治療を終了した場合の特例

当助成金の申請にあたる必要書類には、医療機関に記入を依頼するものもあります。

そこで書類準備期間を加味し、1~3月中に終了した1回の治療にあたる申請では申請期限が延長されるようになっています。具体的には以下のとおりです。

(1~3月中に治療を終了した場合)同年6月30日まで

例えば2020年2月20日に治療が終了した場合は、同年6月30日までに申請すれば受理されます。

注意
ただし所得審査の対象年度が、申請月(5月中と6月以降)に応じて異なる点には注意が必要です。詳しくはこちら

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「東京都特定不妊治療費助成金」申請の必要書類

書類

東京都特定不妊治療費助成金」の概要がわかったところで、早速書類の準備を始めましょう!

一緒にやっていこう!

特定不妊治療費助成申請書

特定不妊治療費助成申請書

引用:東京都福祉保健局

1回の申請につき、申請者および配偶者が記入する「特定不妊治療費助成申請書」が1枚必要です。

参考 申請書のダウンロード東京都福祉保健局

氏名や生年月日のほか、振込先の口座情報を記入する欄もあります。口座名義人と申請者は同一でなければならないため、夫名義の口座なら申請者を夫にしましょう。

所得額は後述「夫婦の所得関係書類」の金額を参照して記入します。

申請額」には治療ステージと照合した助成額を記入しましょう。治療費が助成上限額を下回る場合は実費を記入してください。

治療ステージは、以下「特定不妊治療費助成事業受診等証明書」でも確認できるよ!

特定不妊治療費助成事業受診等証明書

特定不妊治療費助成事業受診等証明書

引用:東京都福祉保健局

もうひとつ、申請内容を証明する医療機関記入の「特定不妊治療費助成事業受診等証明書」も必要です。

こちらも1回の治療につき1枚を記入します。東京都指定の様式でなければならないため、必要あればこちらから書類をDLして医療機関へ渡しましょう。

MEMO
医療機関によっては、書類記入に数千円単位の手数料が発生する場合があります。

住民票の写し

住民票のイメージ

該当年度で1回目の申請に限り住民票の写し」も添付する必要があります。同年度内で2回目以降の申請時は必要ありません。

夫婦で同居していれば1枚で証明できますが、住民票が別の場合はそれぞれ用意します。

なお申請日から3カ月以内に発行されたもののみ有効のため、医療機関の証明書等が揃った段階で準備すると安心です。

MEMO
個人番号マイナンバーの記載は不要です。本籍地も戸籍謄本で証明できるため、記載しなくて構いません。

戸籍全部事項証明書

戸籍全部事項証明書

法律上の婚姻関係を証明する書類として「戸籍全部事項証明書」も用意します。

住民票の続柄で夫婦であると確認できる場合に限り、2回目からは添付を省略できます(年度をまたいでも有効)。事実婚の方は都度提出が必要です。

住民票と同じく、申請日から3カ月以内に発行されたもののみ有効とされています。

夫婦の所得関係書類(コピー)

あとは対象者(要件)にある所得制限額の証明書類として、夫婦それぞれ以下いずれかの所得関係書類を添付します。

  • 住民税課税(非課税)証明書(コピー)
  • 住民税額決定通知書(コピー)

課税(非課税)証明書」は区役所等に発行請求することで手に入ります。1通につき300円程度の発行手数料がかかることがほとんどです。

住民税額決定通知書」は例年5~6月頃に自動発行され、手元に届きます。手数料等もかからないため、失くした等でなければこちらをコピーして添付するのがよいでしょう。

注意
この書類の総所得金額が、「特定不妊治療費助成申請書」の所得額と一致していなければなりません。

所得審査の対象年度について

1回の治療における該当年度の区切りは年度末ですが、所得審査は6月をさかいに切り替わります。

申請月 所得証明書類
2019年6月
~2020年5月
2019年度分
2020年6月
~2021年5月
2020年度分

治療日でなく” 申請月 “が基準となる点にご注意ください。

これによる最大の弊害へいがいは、年度をまたぐことで所得制限に引っかかってしまう可能性にあります。次年度で対象要件から外れることがわかっている場合は、早めの申請を心がけましょう。

何にしても、早め早めの準備が肝心だね!

医療機関の領収書(コピー)

最後にもうひとつ、医療機関の証明書にある「領収金額」を証明するものとして「領収書」のコピーも必要です。

証明書の「治療期間」内にあたる領収書のみを取りまとめ、コピーして添付します。

基本的には、医療機関の「領収金額」と同額分の領収書であればOKです。

原本は自分で保管しておいてね!

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「東京都特定不妊治療費助成金」申請~振込の流れ

上記の書類6つがすべて揃ったら、すみやかに申請を進めましょう。

  1. 必要書類を簡易書留で発送する
  2. 審査結果通知書を受領する
  3. 指定口座へ助成金が振り込まれる

順に解説していくね!

①必要書類を簡易書留で発送する

必要書類はすべて控えを取り、助成金の振込が確認できるまで大事に保管します。

注意
市区町村の助成を併せて受ける際、添付書類となることがあります。控えは必ず保存しておきましょう。

書類はすべて封筒に入れ、「簡易書留」または「特定記録郵便」で発送します。普通郵便は郵便事故時のリスクが高く、おすすめできません。

郵送先はこちら!
郵便番号 1638001
住所 東京都新宿区西新宿2-8-1
東京都都庁第一本庁舎28F
宛先 東京都福祉保健局 少子社会対策部
家庭支援課 助成担当

②審査結果通知書を受領する

審査結果通知書を受領する

申請が受理されてから約2カ月後に、東京都福祉保健局より「審査結果通知書」が届きます。

MEMO
申請が混み合う月(2~5月)は約3カ月前後かかることがあります。

③指定口座へ助成金が振り込まれる

結果通知から約1カ月後に、指定口座へ振込がおこなわれます。

なお振込完了に通知はないため、申請者自身で入金明細等により確認をする必要があります。

申請から振込まで「約3カ月」が目安、ってことだね!

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おわりに

私が実際におこなった「東京都特定不妊治療費助成金」申請の流れ、参考になったでしょうか?

男性不妊治療」にかかる費用も助成対象ですので、該当する方はぜひ公式サイトを参照していただければと思います。

最大で約 150万円 の助成を受けられるこの事業は、不妊治療患者の頼もしい味方。

手間はありますが、そのぶん受けられる恩恵も大きいです。ぜひこの記事を参考にトライしてみてくださいね。

私も審査結果通知書が受領できたら、改めて報告しまーす!

「一般不妊治療」助成金申請の流れはこちら
一般不妊治療でもOK!東京都不妊検査等医療費助成金の具体的な申請手順

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