こんにちは。うい(@uiuiuipot108081)です!
「横浜」といってまず思い浮かぶのは…、
そう。みなとみらいを代表する 近代的な街並み ですね。
ところが横浜駅からほど近くに、江戸時代の名残を残した土地があるといったら…驚くでしょうか?
歴史感じる風景を残す土地の名は「神奈川宿」。
かつて1,300もの家屋が立ち並んでいた、東海道五十三次3番目の宿場です。そこに、未だひっそりと佇む老舗料亭があります。
かつては賑わいを見せていた神奈川宿も、時を経て今営業する料亭はここ「田中家」のみ。
本記事では、義両親のはからいでお誘いいただいた「田中家」について広くレポートしていきます。古き良き歴史を感じてもらえれば幸いです。
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こんな人におすすめ
- 横浜で接待を予定している
- 横浜で記念日を祝いたい
- 横浜ならではの料亭で食事したい
本記事にはPRが含まれます。あらかじめご了承ください。
横浜の老舗料亭「割烹 田中家」とは
「田中家」を知らないあなたのために、概要からご案内していきます。
「田中家」の特徴
私が思うに、田中家の特徴はこの2つに集約されます。
江戸時代から伝わる歴史
割烹 田中家は「坂本龍馬」ゆかりの料亭です。
坂江戸時代末期の志士。土佐藩郷士の家に生まれ、脱藩したあとは志士として活動し、貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中を結成した。薩長同盟の成立に協力するなど、倒幕および明治維新に関与した。
引用:Wikipedia「坂本龍馬」
具体的には、坂本龍馬の妻である「おりょう」が勤めた料亭として広く知られています。
そんな田中家の始まりは、歌川広重の描く浮世絵「東海道五十三次」にある腰掛け茶屋「さくらや」から。
江戸時代に整備された五街道の一つ、東海道にある53の宿場を指す。古来、道中には風光明媚な場所や有名な名所旧跡が多く、浮世絵や和歌・俳句の題材にもしばしば取り上げられた。
引用:Wikipedia「東海道五十三次」
幕末に初代がさくらやを買い取り、「田中家」としてスタートしました。
このように江戸時代から続く田中家は、料理の味もさることながら、歴史に触れるだけでも大きな価値があります。
五代目女将の名物トーク
田中家は現在、五代目と六代目の若女将で切り盛りしています。五代目女将は御年70歳以上ですが、年齢を感じさせないエネルギッシュな方です。
重要な史料をともに語られる女将のマシンガントークは、ここの隠れた名物なのだとか…。
どうやら女将と、近代的な開発に重きを置く国との間で対立がある様子。どうかめげずに、今後も田中家を守っていって欲しいものです。
「田中家」の内観
田中家の歴史は、店内のいたるところで触れることができます。
こちらは料亭へ入ってすぐ目に飛び込んでくる屏風です。横にはおりょうの肖像写真も見えます。
食事の間に向かう階段にも、歴史的な写真が ズラリ 。なかには常連客の高杉晋作や伊藤博文、西郷隆盛、夏目漱石の姿もありました。
私たちの部屋にあったこの額も歴史深いものです。福を部屋全体に充満させ、運気がアップするのだとか。
私の「田中家」お昼の会席コースレポート
田中家では、「昼の会席コース」として料金別に3種から選択できます。
私たちは今回「6,000円」のコースをいただきました。
- 前菜「旬味盛り」
- 椀盛り「胡麻豆腐」
- 御造り「季節の鮮魚 和紙盛り」
- 家喜物「サーモン塩焼き」
- 多喜合「冬瓜饅頭鰻鋳込み・里芋含め煮」
- 蒸し物「ずわい蟹の玉地蒸し」
- 強肴「合鴨ロース・林檎コンポート」
- 御食事「栗と占地の炊き込み御飯」ほか
- 水菓子「カスタードプリン」
義父
コース料金に加えて席料(各1,000円)、サービス料10%、消費税が加算されます。
①前菜
旬味盛り
前菜では、旬の食材をシンプルに味わうことができます。この日の内訳はこの5つ。
- 海月酢 胡瓜 摺り胡麻
- 毬栗盛り 栗甘露煮
- 姫さざえ旨煮 串挿し
- 南京かすてら焼き
- 穴子八幡巻き
栗をかたどった甘露煮は、イガを似せてつくった殻が食べられるという遊び心。おせんべいみたいでおいしいです。
手前中央のかすてら焼きは、伊達巻のような味わいでした。
②椀盛り
胡麻豆腐
次は胡麻豆腐の入ったお吸い物です。
- 胡麻豆腐
- 名残り鱧
- 椎茸
- 結び三つ葉
③御造り
季節の鮮魚 和紙盛り
今度は御造り。周囲の紙が和紙でできた「和紙盛り」は、以下の食材で構成されています。
- 鮪
- 煽り烏賊
- 間八
御造りの下に敷いてある大根も食べられます。ツマではないのがまた面白いですね。
④家喜物
サーモン塩焼き
ここで焼き魚がきます。焼き鮭と、あしらい一式です。
このサーモンがすごくおいしかったです!脂が乗っていて皮もパリパリ。このタイミングに香ばしい料理は食欲を誘います…。
義父
⑤多喜合
- 冬瓜饅頭鰻鋳込み 紅葉人参旨煮
- 里芋含め煮 栗麩オランダ煮 隠元
そして炊き合い。「多喜合」と書くのですね。縁起がよさそう。
冬瓜饅頭の中には鰻が練り込んであります。里芋のほっこりした甘みと絶妙にマッチしていました。
⑥蒸し物
ずわい蟹の玉地蒸し
ここで蒸し物です。いわゆる茶椀蒸しですね。内訳はこのとおり。
- ずわい蟹の玉地蒸し
- 木の芽
- 銀杏掛け
トロトロの餡が絡み合って絶妙な味です。
⑦強肴
- 合鴨ロース バルサミコソース
- 林檎コンポート チャーチル添え
ここで肉料理。なぜかデザートと見紛う食事も一緒です。
しかしてこの林檎コンポート、意外にも合鴨肉と相性がいいです。甘すぎず、甘いものが苦手な夫でも食が進んでいました。
⑧御食事
- 栗と占地の炊き込みご飯
- 赤出し味噌仕立て 若布 滑子 葱
- 香の物 三種盛り
いよいよコースも終盤。
赤出し味噌汁、よく出汁が出ていてじんわりと染み入るおいしさです。栗と占地の炊き込みご飯も上品な薄味で、さっぱりと食べられました。
⑨水菓子
カスタードプリン
最後の甘味はカスタードプリンでした。
自家製ならではの濃厚な卵味です。甘さもしつこくなく、夫も完食。ご馳走さまでした!
義父
義母
おい、夫(笑)
「割烹 田中家」の場所・アクセス・営業時間
「割烹 田中家」の詳しい店舗情報はこちらです。
店名 | 割烹 田中家 |
---|---|
住所 | 神奈川県横浜市神奈川区台町11-1 |
アクセス | 横浜駅から徒歩7分 |
営業時間 | 11:30~14:00/17:00~22:00 |
公式HP | https://www.tanakaya1863.co.jp |
おわりに
義両親のご好意で実現した初の「田中家」訪問でしたが、 大満足 の結果となりました。
なかなか自分ではチョイスしない老舗料亭だっただけに、あらたな発見もたくさんありました。ますます横浜が好きになりそうです。
あなたもぜひ、伝統の歴史と料理をご自身で味わってみてください!
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