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【税理士監修】会計freee×e-Taxで挑戦する、初めての確定申告全手順

こんにちは。うい(@uiuiuipot108081)です!

フリーランスになって初めての確定申告。わからないことだらけなのは、皆同じです。

でも大丈夫。暦年(1月~12月)の収支をキチンと記帳していれば、怖いものなどありません。初めてで右も左もわからない私でも、無事に申告を済ませることができました。

ここでは「理解しつつ取り組みたい面倒なタイプの初心者」である私と
後が怖いから懇切丁寧に教える現役税理士」の俺が

いったい何をどうしたらいいの?」と途方に暮れる超初心者向けに、確定申告の具体的な手順を解説します。

こんな人におすすめ

  • 年の途中で会社員からフリーランスへ転職した
  • 会社員のかたわら副業で20万円以上の稼ぎがある
  • 育児をしながら、在宅ワークで収入を得ている

暦年収支を確定できたら、いよいよ私と一緒に確定申告を始めましょう!

収支の仕訳方法はこちら
【税理士監修】フリーランスの確定申告。会計freeeの項目別経費仕訳例 【税理士監修】会計freeeでフリーランスの売上を仕訳する具体的な考え方

注意
本記事が、必ずしもすべての読者の参考になると保障はできません。
本記事を参考に生じた損害等、当サイトでは一切の責任を負いかねますためご了承ください。

確定申告書の作成を始める前に

よーし。じゃあ早速、申告を始めよう!早く教えて~!
まあ待て。スムーズな確定申告のためには、事前の準備が肝心だ

確定申告を始めるにあたり、前以て心得ておきたい事項が存在します。逸る気持ちはわかりますが、スムーズな申告のためにも目を通しておきましょう。

  • 会計freeeで試算表を出力する
  • 添付書類を揃える
  • e-Tax「確定申告書等作成コーナー」へアクセスする

会計freeeで「試算表」を出力する



私の利用する会計ソフト「会計freee」では、確定申告書を作成できる便利な機能を備えています。

会計freee上では、給与所得を入力すると「事業主借(個人事業主の事業に無関係な収入)」として計上されます。しかし私は完全に切り離したかったため、あえて「e-Tax」のシステムを使って申告書類を作成することにしました。

e-Taxとは国税に関する各種の手続について、インターネット等を利用して電子的に手続が行えるシステムです。これまでの書面による申告書等の持参又は送付による提出方法に加え、申告書等を電子データの形式でインターネットを通じて送信するという、新たな提出方法の選択肢を利用者等に提供するものです。

引用:e-Tax

つまり本記事の手順はあくまで手段のひとつであり、唯一の方法ではないとご理解ください。

「レポート」 > その他のレポート > 会計帳簿「試算表

前置きが長くなりました。

e-Taxを利用するにあたり、会計freeeで記帳した情報を参考とします。暦年収支勘定科目が一覧となった資料が望ましいため、上記の手順で「残高試算表」へアクセスしてください。

会計freee試算表選択項目

  • 勘定科目の表示「勘定科目
  • 表示するタグ「なし
  • 比較「なし
  • 表示刻み「月次
  • 表示期間「2018年度
  • 期間「全期間

この通り絞り込んだら、「エクスポート」にてPDF形式で出力またはデータ保存しておきます。

freeeで確定申告をスムーズに

クラウド会計ソフトシェアNo.1!

添付書類を揃える

確定申告では確定申告書そのものに加え、いくつかの添付書類もあわせて提出する必要があります。

  • 本人確認書類(コピー)×2部
  • 源泉徴収票(原本・コピー)×各1部
  • 控除証明書(原本・コピー)×各1部
MEMO
控え用の申告書に収受日付印を必要とするため、申告書類は提出用と控え用いずれも郵送することになります。
提出方法については後述しますが、この時点で添付書類は提出用と控え用に2部ずつ用意しておきましょう。

本人確認書類

本人確認書類の添付は必須です。ここでは、以下のいずれかが該当します。

  • マイナンバーカードのコピー
  • マイナンバー通知カード+身分証明書のコピー

マイナンバーカードを発行していればそれひとつで証明できますが、持っていない場合は通知カードおよび身分証明書のコピーが必要です。

ここでいう有効な身分証明書は、以下を参考にしてください。

運転免許証|公的医療保険の被保険者証|パスポート|在留カード|身体障害者手帳

源泉徴収票

年度の途中で会社を退職した人や、会社で年末調整を受けない会社員は給料を「給与所得」として申告する義務があります。

その根拠となる書類が「源泉徴収票」。退職した人は、退職時に発行されているはずです。

万が一届いていない、もしくは紛失した場合は早めに会社へ再発行を依頼しましょう。

控除証明書

確定申告では、所得から直接差し引くことのできる「所得控除」という項目が存在します。これを併せて申告することで、結果として納税額を少なくすることが可能です。

この所得控除には非常に多くの種類がありますが、一般的なものなら以下が挙げられます。対応する控除証明書を用意しておきましょう。

  • 生命保険料控除:生命保険料控除証明書
  • 社会保険料控除:国民健康保険支払い通知書・国民年金控除証明書
  • 医療費控除:医療費の領収書等
  • 寄付金控除:寄付金の領収書等
MEMO
退職と同時に扶養に入った人や、1年を通して会社に勤務する人の社会保険料控除の証明書は「源泉徴収票」が該当します。

e-Tax「確定申告書等作成コーナー」へ

ここまで準備ができたら、いよいよ確定申告書を作成する段階へ入ります。

e-Taxというと電子申告のイメージが強いですが、電子申告を利用するには所定の条件をクリアする必要があります。所定の条件とは、マイナンバーカード所有または税務署での対面本人確認等が該当します。

上記の条件に合致しない場合、書面による提出をもって確定申告をおこなう流れになります。

私は条件を満たさないから、今年は書面による提出をするよ!
入力手順は、電子申告と書面申告どちらもほとんど変わらないから、安心してくれ

e-Taxトップページ > 「確定申告書等作成コーナー」 > 作成開始

税務署への提出方法の選択」という画面が表示されるため、私は「印刷して書面提出する」を選択します。

税務署への提出方法の選択

表示される利用規約を読み、「利用規約に同意して次へ」をクリックすれば準備完了です。

①所得金額の入力手順

「該当年度分の確定申告書等の作成」 > 「所得税」

上記を辿ると、確定申告書の様式を選択する画面へ遷移します。

確定申告書様式選択画面

本記事では給与所得以外の収入を含めた確定申告をおこないますので、ここでは「左記以外の所得のある方全ての所得対応)」で作成開始しましょう。

「生年月日等入力」画面では生年月日のみ入力し、他はチェックを入れずに次へ遷移します。

所得金額入力画面(総合課税)
所得金額入力画面(分離課税)

するといよいよ「所得金額の入力画面」へ辿り着きます。ここで私が入力するのはこの2つ。

  • 給与所得
  • 雑所得その他

以下で具体的な入力手順について、解説していきますね。

給与所得

まずは会社から支給を受けた給料について申告します。源泉徴収票を手元に置き、項目ごとに該当する金額を入力していきましょう。

給与所得の入力

給与所得の入力①

引用:e-Tax

支払金額
源泉徴収税額
③(源泉)控除対象配偶者の有無等
④配偶者(特別)控除の額
⑤控除対象扶養親族の数
⑥16歳未満扶養親族の数
⑦配偶者の合計所得
⑧障害者の数

私は①と②だけの入力だね!
③~⑧は、扶養親族がいなければ空欄のままで問題ない

給与所得の入力②

引用:e-Tax

社会保険料等の金額
⑩生命保険料の控除額
⑪新生命保険料の金額
⑫旧生命保険料の金額
⑬介護医療保険料の金額
⑭新個人年金保険料の金額
⑮旧個人年金保険料の金額

私は⑨しか金額の記載がないみたい?
年末調整で控除証明書等を提出していない限り、⑩~⑮は空欄になる

給与所得の入力③

引用:e-Tax

⑯住宅借入金等特別控除の額
⑰住宅借入金等特別控除の額の内訳

私は該当しないので「源泉徴収票の⑯及び⑰欄のいずれも記載がない。」にチェックを入れればいいね!
住宅ローンを組んでいて、かつ年末調整時に「給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」を提出していない限りは記載がないだろう

給与所得の入力④

引用:e-Tax

⑱地震保険料の控除額
⑲国民年金保険料等の金額
⑳旧長期損害保険料の金額
㉑本人が障害者
㉒寡婦・寡夫
㉓勤労学生
支払者住所氏名または名称

最後に給与の支払者にあたる会社名と、所在地を入力して完了だね!

給与所得の入力内容確認

給与所得の入力内容確認

源泉徴収票の記載項目をすべて転記すると、給与の支払者毎に入力内容が一覧で確認できます。

もし年度内に複数箇所から給与の支払いを受けていた場合は「もう1件入力する」を押して同様の手順を踏み、入力を完了させてください。

すべての入力を終えたら「次へ」を押すと、冒頭の「所得金額の入力画面」へ戻ります。このとき入力した給与所得の欄が埋まっていれば、この項は完成です。

給与所得(入力済)

あれ?ここに表示された「所得金額」、私が入力した覚えのない数字だけど…?
給与所得の金額というのは、給与等の収入金額から給与所得控除額を差し引いて求めるんだ。この表を見てくれ

給与所得算出表

引用:国税庁

Aは給与等の収入金額を指し、Cで求められた金額が「給与所得」金額にあたります。先の手順で入力をしていけば、システムで自動計算されトップに反映されるわけです。

試しに計算式に当てはめてみるといい。ぴったり同じ金額が算出されるはずだ

雑所得(その他)

私は年度の途中で会社を退職した当初、しばらく仕事をするつもりがありませんでした。そのため開業の届出を遅らせたこと、その他諸々の事情から本年度の事業の所得は「雑所得」による申告となります。

来年度からは、事業も軌道に乗り始めたこともあって事業所得として青色申告する予定です。

なお、事業による所得を「事業所得」とするか「雑所得」とするかの基準は税法において明確に定まっていません。事業とは「独立継続反復しておこなわれる仕事」を指し、それに該当すればたとえ会社員の副業であっても「事業所得」となることがあります。

端的にいえば、片手間や趣味によるお小遣い稼ぎ程度の収入であれば「雑所得」と判定されることが多いです。詳しくは、以下の外部記事が参考になるかもしれません。

参考 事業所得になる副業と雑所得になる副業は何が異なるのか会計ソフト freee (フリー)

とにもかくにも、今回は私の「雑所得」による申告手順についての解説を続けます。

個人年金以外の雑(その他)所得の入力

冒頭の「所得金額の入力画面」から「雑所得その他)」を押すと、以下の画面へ遷移します。

雑(その他)所得の入力

ここで事業の所得について入力をしたいため、2段目の「上記以外報酬等)」へ進みます。

個人年金以外の雑(その他)所得の入力

ここへ準備段階で出力した「残高試算表」や、必要に応じて会計freeeの「損益レポート」等を参照しつつ、項目ごとに必要事項を入力していきます。

種目

ここでいう種目とは、会計freeeで記帳した際の「品目」が該当します。

アフィリエイト収入などは「広告収入」、執筆の対価として受け取った報酬は「原稿料」等です。いずれにも該当しない少額の報酬は「その他」でまとめても差し支えありません。

報酬などの支払者情報

該当する種目に応じた報酬支払者の名称および所在地を入力します。

同じ種目で複数箇所から報酬を受け取っているケースでは、その中でもっとも高い比率を占める支払者の情報のみで問題ありません。そのとき、名称へ「」と添えると丁寧です。

収入金額

該当する種目に応じた報酬金額を入力します。

必要経費

該当する種目に応じた経費の金額を入力します。

とはいえ、種目別に細かく経費を分けて記帳しているケースも少ないでしょう。私の場合、ひとつの例として収入金額に応じて経費を按分する方法をとりました。

収入全体における種目別収入の割合を算出し、経費の合計額に掛けることでおおむね実態に見合った経費の比率を割り出す方法です。

経費の計算例
収入内訳     広告収入/50万円、原稿料/30万円
経費の合計額   40万円

広告収入の比率  広告収入(50万円)÷収入の合計額(80万円)×100=62.5%
原稿料の比率   原稿料(30万円)÷収入の合計額(80万円)×100=37.5%

広告収入の経費  経費の合計額(40万円)×広告収入の比率(62.5%)=25万円
原稿料の経費   経費の合計額(40万円)×原稿料の比率(37.5%)=15万円

源泉徴収税額

源泉徴収されたうえで支払いを受けた報酬があれば、この欄へ入力します。

雑(その他)所得の入力内容確認

雑(その他)所得の入力内容確認

ここまで入力を終えると「その他所得の入力」画面へ戻ります。前項で入力した金額の反映が確認できますね。

ここで表示された金額は、準備段階で出力した「残高試算表」と照合することが可能です。

  1. 収入金額の合計額:残高試算表「損益計算書」の「貸方金額」合計
  2. 必要経費の合計額:残高試算表「損益計算書」の「借方金額」合計
  3. 源泉徴収税額:残高試算表「貸借対照表」の「預け金

ホントだ!ピッタリ合ってる!
逆に、ここで金額のズレがあればどこかで入力ミスをしている可能性がある。その場合は「訂正内容確認」から改めて入力内容を見直してみるといい

雑所得(入力済)

さて、冒頭の「所得金額の入力画面」へ所得金額が反映されました。

雑所得の金額は「収入金額-必要経費」の式で求められています。出力した残高試算表における「差引損益計算の期間残高」の金額と一致していれば、この項は完成です。

②所得控除の入力手順

所得金額の入力を終えたら、次は所得控除の入力です。

所得控除入力画面

所得金額の入力手順と同様、この「所得控除の入力画面」にて該当する項目を埋めていきます。

私が該当するのは以下の3種類です。

  • 社会保険料控除
  • 生命保険料控除
  • 基礎控除

あれ?病院の領収書があるのに、医療費控除は申告しなくていいの?
いや、それは俺のほうでまとめて申告したほうがお得なんだ。折角だから、その理由から解説しようか

医療費控除

実は、医療費控除は「自分以外にも生計を同一にする家族の分もまとめて申告が可能」です。

生計が同一というのは同居が要件ではありません。扶養も関係なく、夫婦であれば共働きでも対象となります。では、医療費控除をまとめて申告することのメリットは何にあるのでしょうか。

ヒントは、所得税の累進課税制度にあります。

所得税の速算表

引用:国税庁

これは所得税の累進課税率早見表です。所得金額が多いほど、課される税率が高くなることがわかりますね。

次に、医療費控除額を求める式についておさらいしましょう。

(支払った医療費※-10万円)×所得税率

※保険等で補填された金額を除く

おわかりでしょうか。本項で解説する「所得控除」は後述する「税額控除」と違い、所得から一定の金額を控除するもの。ですから税率が高い人から控除するほうが、必然的に控除される額も多くなるしくみです。

つまり医療費控除では家族でもっとも所得の多い人がまとめて申告すると、税負担を軽くできます。これに則り、我が家では夫に代表して申告してもらう予定です。

ちなみに医療機関へ通った公共機関の交通費も医療費控除の対象になるから、漏れなく申告しよう

MEMO
医療費控除が認められる目安は、一般的に10万円を超えたケースが該当します。
ただし年間の総所得金額が200万円に満たない場合は10万円未満でも対象となります。
条件に満たない場合は入力せずに、次へ進んでください。

社会保険料控除

社会保険料控除(入力済)

次に、社会保険料控除の申告です。

ん?まだ入力してないのに、数字が反映されてるけど…
給与所得」の項で入力した金額が自動で表示されているんだ

前述の給与所得の中で、⑨に「社会保険料等の金額」という項目があったことを覚えているでしょうか。そこで入力した金額が、この欄へ自動的に反映される親切設計です。

年度の途中で会社を退職し、国民健康保険等に加入したなど源泉徴収票に記載の金額以外に社会保険料がある場合は「訂正・内容確認」を押して項目を追加しましょう。

社会保険料控除の入力画面

選択できる社会保険料の種類は、以下のとおりです。

  • 健康保険(任意継続含む)
  • 国民健康保険
  • 厚生年金
  • 厚生年金基金
  • 国民年金
  • 国民年金基金
  • 介護保険
  • 後期高齢者医療保険

給与所得および公的年金等の雑所得における社会保険料は、ここではなく各々の所得入力画面から入力する手順となります。

私は会社を退職と同時に夫の扶養に入ったから、社会保険料は給与の源泉徴収票にあった金額だけでいいんだね!

生命保険料控除

次に、生命保険料控除の申告へ入ります。準備した「生命保険料控除証明書」を手元へ用意してください。

「所得控除の入力画面」で「入力する」を押すと「保険会社等から交付された証明書等の入力」画面へ遷移します。ここで書面交付の「入力する」をクリックしましょう。

書面で交付された証明書等の入力

生命保険料控除の入力

生命保険料控除の入力

ここで生命保険料控除証明書と照らし合わせつつ、該当する項目を埋めていきましょう。

適用制度の選択

生命保険料控除には「新制度」と「旧制度」があります。

契約日が平成23年12月31日までの保険については旧制度が適用され、それ以降の契約は一律「新制度」です。なお、旧制度の保険について契約の更新転換をした場合においても新制度が適用されます。

新旧制度の違いは「控除額」にあります。

新制度は各保険の種類ごとに所得税4万円/住民税2.8万円、旧制度では所得税5万円/住民税3.5万円です。ただ、どちらも控除限度額は所得税12万円/住民税7万円となる点には注意。

自分の加入している生命保険が新旧どちらに該当するかは、控除証明書に記載があります。

保険の種類に応じた金額

生命保険の種類は以下の3つです。

  • 一般生命保険(死亡保険等)
  • 介護医療保険(医療保険やがん保険等)
  • 個人年金保険(個人年金のみ)

これらの種類も控除証明書に記載があるため、該当する項目へ金額を入力してください。

生命保険料控除の入力内容確認

生命保険料控除の入力内容確認

入力を完了させると、始めの「保険会社等から交付された証明書等の入力」へ戻ります。「支払った保険料の額」へ金額が反映されていますね。

さらに控除証明書があれば「別の証明書等を入力する」から同じ手順を踏み、入力を終えてください。

すべて入力後に次へ進むと、生命保険料控除額の計算結果が表示されます。計算方法は新旧制度により異なり、根拠を知りたいならリンク先が参考になるはずです。

参考 税金の負担が軽くなる「生命保険料控除」公益財団法人 生命保険文化センター

これで「所得控除の入力画面」へ生命保険料控除の金額が反映されました。

生命保険料控除(入力済)

基礎控除

基礎控除

ねえねえ。所得控除の入力画面で「基礎控除」だけ始めから金額が入ってて、編集できないのはなぜ?
ああ、基礎控除は他と一線を画す特別な所得控除なんだ。誰でも一律「38万円」と決まっているんだよ

基礎控除は他の控除のように一定の要件を満たす必要なく、所得のある人へ一律に適用されます。

所得税の確定申告書における基礎控除額は「38万円」で不動です。e-Taxのシステムでは自動的に反映されているため、そのままで問題ありません。

ここまで辿り着いたら「所得控除の入力画面」を「入力終了」し、この項は完成です。

③その他の入力手順

これ以降は以下の順で入力を進めていきます。

  1. 税額控除・その他
  2. 住民税
  3. 住所・氏名等

税額控除・その他

税額控除
その他

税額控除」は所得控除と違い、所得税額から直接的に一定の税額を控除するものをいいます。

税額控除の種類は以下のとおりです。

また「その他」の項目には、予定納税額や株式等の繰越損失額を入力する項目があります。該当する項目があれば入力を済ませてから、次へ進んでください。

私は「税額控除・その他」に入力する項目はないみたい!
そうだな。ここまで入力を終えたら、いよいよ佳境だ

住民税等

計算結果確認

「計算結果確認」 > 「住民税等入力」

前項の入力を済ませると、これまで入力した内容をもとに還付金額または追加納税額が計算されます。内容を確認したら「次へ」を押すことで、所得税の申告手順は終了します。

次に「住民税」に関する項目へ移りますが、ここですることは非常にシンプル。

給与・公的年金等以外の所得がある方の入力項目

住民税・事業税に関する事項の入力 > 「給与・公的年金等以外の所得がある方の入力項目」

フリーランスは給与がないため特別徴収(給与天引き)ができないことから、ここでは「普通徴収自分で納付)」を選択すればOK。

この項目以下では扶養親族等の入力項目があります。該当する部分にのみ入力し、「入力終了」して次項へ進みましょう。

疲れてきた…
次で最後だ。頑張れ!

住所・氏名等

表示される画面に従って、必要事項を入力していきましょう。

受取方法

受取方法の選択

住所・氏名等」の入力では、還付される場合に受取方法の選択画面を挟みます。選択できる受取方法は以下の3通りです。

  • ゆうちょ銀行以外の銀行等への振込
  • ゆうちょ銀行への振込
  • ゆうちょ銀行の各店舗または郵便局窓口での受取

選択した受取方法に応じて振込先または受取先の情報を入力します。

注意
銀行口座を選択する場合、必ず申告する本人名義の口座を入力してください。
また一部のインターネット銀行では振込に対応していないことがあります。インターネット銀行を利用したい場合は、念のため銀行へ確認をしましょう。

氏名等

氏名等

受取方法の入力を完了させると、氏名等の入力画面へ遷移します。

ここで入力するのは以下の項目です。

  • 氏名(漢字)
  • 氏名(カナ)
  • 性別
  • 電話番号
  • 職業
  • 屋号
  • 世帯主の氏名・続柄

中でも迷いやすいのは「職業」ではないでしょうか。私は本業が「執筆業」ですが、ブロガーやアフィリエイターにとっての職業は何になるのか、正解がないというのが実情です。

「執筆業」「広告業」「広告仲介業」「紹介業」あたりが妥当かと考えますが、事業内容にもっとも適した職業を入力しましょう。

住所等

住所等

「氏名・住所等」の最後の入力画面がこちら。項目は以下のとおりです。

  • 納税地
  • 郵便番号
  • 住所
  • 提出先税務署
  • 提出年月日
  • 整理番号
  • 平成31年1月1日の住所

提出先税務署」は住所を入力すると、自動的に住所地管轄の税務署が選択されます。

提出年月日」は確定申告書作成日と異なる可能性があるため、空欄のままで問題ありません。郵送する前に手書きで記入しましょう。

整理番号」は一度でも確定申告をしたことがある場合に割り振られる数字です。初めての場合は空欄のままでOK。

マイナンバー

マイナンバー

最後に「マイナンバー」を入力し、「申告書等作成終了」ボタンを押下して完成です!

印刷する帳票選択画面では、すべての帳票を選択・印刷して次項へ進んでくれ

入力データを保存」しておけば、万が一の訂正や来年以降の申告時に便利だよ♪

確定申告書の書面提出にあたって

すべての印刷を終えたら書面の提出準備に入ります。封入する書類は、これがすべてです。

  • 確定申告書類一式(提出用)
  • 確定申告書類一式(控え用)
  • 返信用封筒

あれ?「控え用」は、自分の手元で保存する書類なんじゃ…?
控えとして有効にするため、まずは「収受日付印」を貰う必要があるんだ。収受日付印は「控え用」に押されて返送されるから、まずは提出用とあわせて郵送する手順が正しい

「収受日付印」の押印がない確定申告書の控えは、厳密にいって「控え」の効力を持ちません

収受日付印のある確定申告書の控えは、フリーランスにとって数少ない「所得証明書」のひとつです。所得証明書が必要な場面は、いろんなケースが考えられます。

  • 住宅ローンや自動車ローンの契約
  • 賃貸住宅の入居手続き
  • 保育所の入園申請手続き
  • 奨学金の申請

会社員の「源泉徴収票」にあたる書類が、フリーランスにとっての「確定申告書の控え」です。必要時に困ることのないよう、書面申請時には必ず「収受日付印」を貰う手順を踏みましょう。

それでは、以下で具体的な提出書類の内訳について見ていきます。

確定申告書類一式を用意する

提出用

  • 確定申告書(第一表・第二表)
  • 本人確認書類(コピー)
  • 源泉徴収票(原本)
  • 控除証明書(原本)

まずは、提出用の確定申告書類一式から準備しましょう。

前項の最後で出力した確定申告書のうち、控え用と記載のない第一表第二表を用意します。

次に「添付書類台紙」へ事前準備した本人確認書類のコピーと、源泉徴収票の原本を糊付けします。控除証明書らの原本も併せ、一式をクリップで留めておきましょう。

控え用

  • 確定申告書(第一表・第二表)
  • 本人確認書類(コピー)
  • 源泉徴収票(コピー)
  • 控除証明書(コピー)

次に、収受日付印を貰うための控え用確定申告書類一式です。

出力した確定申告書のうち、「控え用」と記載のある第一表第二表を用意します。

控え用に本人確認書類・源泉徴収票・控除証明書らのコピーを重ね、一式をクリップで留めます。

これで確定申告書類一式の提出用と、控え用の2つのセットが完成したね!

返信用封筒を用意する

税務署が確定申告書を収受したら、収受日付印が押されて一定期間ののちに返送されてきます。

その際の返送料は、当然ながらこちらで負担することになります。そのため、郵送する書類一式の中に必ず「返信用封筒」を入れておきましょう。

すべて揃えたら、確定申告書第一表へ送付日を書き込みます。封筒へ入れ、郵便もしくは信書便にて住所地管轄の税務署へ送付してください。

注意
還付申告」であれば1月1日から受付を開始しています。
納税となった場合は、2月15日~3月15日間に申告書を提出しましょう。

おわりに

収受印が押された確定申告書の控えが返送されてくる目安は、おおむね1週間~1カ月以内です。ただし繁忙期は超過する可能性があります。

還付金の振込目安は電子申告なら1カ月、書面申告なら2カ月程度ということでした。

追記
2018年度の還付金振込まで完了しましたので、ここに報告します。

私の場合は1月中旬に確定申告書を税務署へ発送し、一週間後には収受印の押された控えが返送されてきました。そのうえで2月中旬に還付金振込通知書が届き、その3日後には実際に振込が確認できています。

つまり確定申告書の控え返送までの期間は【1週間】、還付金振込までの期間は【1カ月強】でした。繁忙期ではここまで迅速な処理とはいかないかもしれませんが、参考までに。

あー、やっと終わった!スッキリ~♪
これまで通り正確に記帳できていれば、来年度以降の事業所得の青色申告も容易いだろう。確定申告は難しいイメージを持つ人が多いが、ひとつひとつ見ていけば何も難しいことなんてないんだ

確かに、いざ取り組むまでは「確定申告は難しい」という偏見がありました。それも今となっては、頭の中がスッキリと整理できた心地がします。

確定申告は、決して難しくない。

本記事を通してフリーランスや、副業を持つ会社員の読者へこう感じてもらえたなら幸いです。

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